G20と金融緩和相場

投稿者: | 2016年02月23日 08:57

上海で開催されますG20会合を前に、中国当局による株買い上げやECBによる来月の金融緩和、日銀による国債買い増し・ETF買い増し等々もあり、しばらくは株を買いあげるムードに市場はなるはずです。

政策に売りなし、と言われるように、G20とECBを相手に勝負を挑むような愚かなファンドはいません。

ここは「順張り」で行こうとなりましても何ら不思議ではありません。

ところが、その先は違います。

政策に従った後は『自由にやらせて貰います』となるのが普通であり、買い上げて高値にある以上落とすの簡単だからです。

中国はメンツを重んじる国であり、上海G20で政策当局者が恥をかかないように、一月には過去最大規模の融資を銀行が行っており、企業に株を買え、不動産を買えとなったもので、今はその効果もあり株も上がり、不動産も販売が好調となっているのです。

上海G20は中国の力を見せつける場になるはずですが、その後特に3月のECBによる金融緩和後に訪れる大混乱はけだし見ものかもしれません。

 

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