大きく報道されている機械受注15%増の本当の姿

投稿者: | 2016年03月14日 06:18

1月の機械受注が15%増加したと大きく報道されていますが、この機械受注はブレが大きく本来なら発表されています【主要需要者別機械受注額:総額】を見るべきなのです。

そうしますと、全く違う姿が見えてきます。

 

内閣府発表数字

2016年1月実績  2兆0586億円(-8.8%)

 

2015年12月実績 2兆2567億円(+1.4%)

2015年11月実績 2兆2260億円(-18.6%)

2015年10月実績 2兆7337億円(+18.8%)

 

受注総額ベースで見ましても毎月のブレはかなりのものとなっているのが分かりますが、今回大きく報道されている15%増は以下の部分の急増があったからなのです。

<民需>

鉄鋼業    +928.5%

窯業・土石業 + 35.9%

 

鉄鋼業界からの<特需>が発生したためですが、この鉄鋼業界の受注は月次ベースではあり得ない程のブレが発生しているのです。

 

2015年10月 +106.6%

2015年11月 - 48.1%

2015年12月 + 32.0%

2015年 1月 +928.5%

 

二ケタの増減が当たり前のように発生しており、3ケタの動きも2回見られる程なのです。

 

ところで、今回の内閣府からの機械受注額発表一行目を見ますと以下のように記載されています。

 

【機械受注総額の動向を見ると、2015年12月前月比1.4%増の後、2016年1月は同8.8%減の2兆586億円となった。】

 

良い数字だけを抽出して大きく報道すれば15%急増というのも間違いではありませんが、では以下の数字はどうするのでしょうか?

 

外需  -29.4%

 

外需がとんでもない減少を示していることが果たして日本にとり良いことなのかどうか。

そしてこの外需は1-3月期(予想)では-4.2%となっており、需要者の項目では唯一マイナス予想となっているのです。

 

増加?減少?

詳細を見ないと分からないものです。

関連する記事

カテゴリー: NEW