核輸送船と崩れる日米同盟

投稿者: | 2016年03月22日 06:41

今、日本に核輸送船である英国船籍の「パシフィック・イグレット」号が来ており、2014年にアメリカに返還することで合意された331トン(核兵器数十発分)にも上るプルトニウムを積み込む作業が行われていると報じられています。

 

このプルトニウムは1960年代に日米同盟の「保証金」のような意味合いを持って日本に貸与されたものと言われていますが、2014年にアメリカに返還することで合意がされており、今回ようやく実行されることになったものです。

 

日米同盟の「保証金」が消えるという意味合いを持つこの「プルトニウム」331キロをアメリカに返還することをどう見たらよいのかとなりますが、そのまま解釈したら良いと言えます。

核弾頭数十発分のプルトニウムを日本に預けておいて不安となったアメリカが、「物」を引き揚げたというのが正解となります。

 

今の安保法制はアメリカが求めたとも言われていますが実際は違い、アメリカは日本の「暴走」、即ち、日本の再軍備化そしてその先にある核武装を恐れていると言いましても過言ではないと言えます。

 

核弾頭数十発分のプルトニウムなど恐ろしくて日本においておくべきではないと国防省・ホワイトハウスで決められた筈であり、そこには外交関係・同盟関係への配慮はありません。

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