日産・スズキに飛び火し始めた排ガス問題

投稿者: | 2016年04月24日 09:01

ドイツのドブリント運輸相が、VWやメルセデス・ベンツ等ドイツ車63万台について欧州でリコールが必要となるとの見解を示した際、排ガスの排出装置に問題があった自動車メーカーとして【日産自動車】と【スズキ】の社名を挙げていたことが明らかにされていますが、基準を超えた車種は総勢で22に上り、中でも【スズキ】は最大11倍、【日産】は最大5倍も超過したと報じられています。

日本メーカーも排ガス規制問題で偽装を行っていたのかどうか今後調査されますが、おりから三菱自動車の燃費偽装問題が明らかになったばかりであり、日本メーカーは正直であるという前提が崩れ、徹底した調査がされることになるかも知れません。

性善説は消え、性悪説に基づいた調査が行われることになるかも知れず、その調査過程で証拠隠ぺい等が発覚すれば、今、アメリカでアンチトラスト法違反で多くの日本の自動車部品会社幹部が有罪になり収監されていますが、今度は別の方向から自動車メーカー本体にアメリカ司法省の調査が及びかねません。

勝ち組産業と言われる日本の自動車産業が世界から集中砲火を浴びるかも知れず、警戒が必要だと言えます。

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