362兆円を超えた金融緩和マネーと今後

投稿者: | 2016年04月05日 08:30

日銀が発表しました3月の資金供給量は2月に比べ+2.1%の362.6兆円となり、過去最高を更新しています。
これでも株は下がり、景気は悪化し続けているのです。
金融緩和だけでは景気は回復しないのは日本でもヨーロッパで実践してきたところですが、今や世界は深刻化するデフレを前になすすべもない状態に陥っており、このような中、今は問題が表面化していませんが、以前指摘しましたドイツ銀行の経営不安やヨーロッパの銀行の経営不安がくすぶっており、いつこれが火を噴くか分からない状態になっているのです。

今のような状況下でドイツ銀行や他のヨーロッパの金融機関の経営不安が表面化してきた場合、ECBはなすすべもありません。
既にお金が十分すぎる位、市場に供給しており、これ以上お金を供給しましても受け入れる側が「飲み過ぎて」アップアップするだけだからです。

あるヨーロッパの外交官は、『もはやEUとしてもECBとしてもお手上げとなっており、あとは(悲劇まで)時間を稼ぐだけになっている』としていましたが、その時間稼ぎ策が日本では『円安・マイナス金利・株高策』だったのです。
それがアベノミクスだった訳であり、ヨーロッパではドラギミクスとでも呼べばよいのかもしれませんが、今や時間稼ぎ策がタイムオーバーとなりつつあるのです。

次にどこでどのような危機が起こるのかは誰も予測できませんが、一つ言えるのは「必ず悲劇がどこかで起こる」ということです。
そしてその「悲劇」は決してハッピーエンドにはならないということです。

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