時価総額5分の一以下に

投稿者: | 2016年06月30日 12:08

米証券当局への開示資料で、オンラインでの融資仲介を手がけるアメリカ企業の【レンディングクラブ】が、全社員の12%にあたる179人を削減すると判明しており、フィンテック(金融とITの融合)ベンチャーの代表格とされる【レンディングクラブ】の挫折を受け、オンライン金融業界に動揺が広がっていると報じられています。

2007年に創業し2014年末に株式公開し一時は飛ぶ鳥を落とす勢いで時価総額も100億ドル、円換算で1兆円を超えていたものが、今や20億ドル(円換算で2000億円)以下に落ち込み、5分の一になっていると報じられています。

今後、更なる資金調達問題が表面化するとも言われており、下手しますとチャプター11を申請する事態に発展するかも知れませんが、そうなれば1兆円まで膨らんだ時価総額が2年余りで「消滅」するという事態になりまさに株は博打そのものとなります。

高値で売り抜けた投資家・インサイダーは良いですが、高値で買いついた個人・ファンドは目もあてられません。

今後、「新興企業」がどのような生き様を見せるのか、警戒しておくべきだと言えます。

 

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