世界情勢(シリア・ロシア・トルコ)

投稿者: | 2016年08月30日 01:52

シリアのアレッポで戦闘が激化しており、餓死者も出ているとの情報もあり国連は48時間の停戦を求めており、トルコのエルドアン大統領はロシアのプーチン大統領に電話して人道支援を急ぐと確認しています。

ところがトルコは今シリアに対して戦車部隊を投入し更には空爆も行っており、人道支援どころの次元ではなくなって来ており、全面戦争に突入する恐れさえ出てきているのです。

アメリカ軍ですら地上部隊を投入しないシリアですが、トルコ軍が戦争部隊を投入したことで、今度はロシア軍も戦車部隊を投入しやすい環境になって来ており、シリア情勢は一段と混迷を深め、下手しますとアメリカ軍も地上部隊を派遣せざるを得ない状況に追い込まれる可能性も出て来ます。

即ち、アメリカ軍を中心とする<西側諸国軍>対<ロシア・トルコ・イラン>を中心とした反アメリカ軍という対立構造が出来上がり、シリアを巡って大規模な代理戦争に発展するかも知れないのです。

その時、アメリカは日本の自衛隊に出撃を要請してくるでしょうが、激戦地のシリアに果たして自衛隊を派遣するのかどうか。
安倍総理は厳しい判断を求められることになります。

また安倍総理はオバマ大統領からロシア訪問につき止めるように言われたことに対して強く拒否したとも言われており(この点につきまして9月1日に≪非公開情報≫として解説させて頂きます)、日米同盟が揺らいできている中、シリア出撃要請を拒否した場合、日米同盟が完全に壊れることもあり得ます。

シリアを巡って世界情勢が一変することもあり得、日本のマスコミでは詳しくは報じていませんが、世界中の専門家はロシア・トルコ・イラン・アメリカの動きを注視しています。

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