時限公開:またもや肘鉄(安倍総理)

投稿者: | 2017年01月24日 08:22

トランプ大統領は23日ホワイトハウスで大統領令に署名し、TPPからの離脱を正式に決定していますが、昨日は安倍総理は「TPP協定が持つ戦略的・経済的意義について、腰を据えて理解を求めたい」と述べたばかりであり、日本の頓珍漢な対応が際立っています。

前回はペルーでTPP問題につき話をした一時間後に、トランプ大統領はTPPからの離脱をツイッターで表明していましたので、これで2度目になりますが、何もトランプ大統領は安倍総理を標的にしている訳ではなく、TPP離脱はトランプ大統領が一貫して述べてきたことであり、それを自分(安倍総理)が話せば納得してもらえると思って発言している方がおかしいのです。

またグローバルアイマンスリーレポートでも解説しましたが、議会は共和党が仕切っており、共和党はTPP反対であり、仮にトランプ大統領がTPP賛成となりましても議会がNOと言えば、TPPは批准できない状態になっているのです。

TPP離脱とオバマケア廃止と2つの「オバマレガシー潰し」が成功しており、今後イラン核合意を破棄すれば3つ目の「レガシー潰し」となり、更にはオバマ政権が進めてきました温暖化対策問題で大きな舵を切ることになります。

ホワイトハウスのウエブサイトには以下のような「コメント」が掲載されているからです。

『トランプ大統領は気候行動計画等の有害かつ不要な政策を撤廃する』

トランプ大統領の「オバマレガシー潰し」は徹底しており、オバマ大統領からすれば「ここまでやるのか」という位、徹底していますが、その理由はある「事件」から出発しています。
詳しくは2月1日付【グローバルアイマンスリーレポート】をお読みください。

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